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銀行からのお知らせ
Oh! FX(店頭為替証拠金取引)注文・ロールオーバー、アラーム・ロスカット
注文・ロールオーバー
新規注文・決済注文
新規注文 |
新たに建玉を保有するための注文です。 それぞれの通貨ペアでの買建て、売建てができます。 |
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決済注文 |
お持ちの建玉を反対売買により解消(決済)するための注文です。 取引が成立すると、Oh! FX 口座から決済損益(為替差損益)を加減します。 |
- ※ 両建て(同通貨ペアの買建玉と売建玉を同時に保有すること)は、お客さまの判断で行うことが可能ですが、スプレッド(買値と売値の差額)の二重負担が発生します。
ロールオーバー
Oh! FXのロールオーバーの特徴は、毎取引日、建玉を自動的に決済し、お客さまに実現損益(為替差損益、スワップポイント)が発生することです。この実現損益は、2営業日後に預託証拠金額に反映されます。
ロールオーバーとは
建玉の決済日の前営業日に、決済日の翌営業日を決済日とする建玉に乗り換え、結果として決済日を1日繰延べる処理。繰延べた1日分の金利差から計算されるスワップポイントスワップポイントとはの受払いが発生します。ただし、土日や各国の休日等により決済日を数日繰延べる場合もあります。
注文発注時と注文約定時の判定
注文発注時
新規注文受付時、お客さまの建玉余力が、当該注文数量を為替取引営業日終了時点に当社が適用する為替レートで算出した取引金額に通貨ペア・レバレッジコースごとに当社が定めた割合(法人のお客さまは、当社所定の割合もしくは金融先物取引業協会から公表され同時点において適用されている為替リスク想定比率(証拠金率)のうち、高い方の比率)を乗じた金額に満たない場合には、当該注文は受付できません。
注文約定時
指値・逆指値取引の場合、注文約定時に、お客さまの預託証拠金に未振替損益や評価損益を加えた金額が、当該注文約定後の建玉の合計を為替取引営業日終了時点に当社が適用する為替レートで算出した取引金額に対して、通貨ペア・レバレッジコースごとに当社が定めた割合(法人のお客さまは、当社所定の割合もしくは金融先物取引業協会から公表され同時点において適用されている為替リスク想定比率(証拠金率)のうち、高い方の比率)を乗じた金額に満たない場合には、当該注文は約定しません。この場合、注文単位での失効となり、部分約定(10単位のうち3単位約定など)はされません。
注文手法・訂正・取消
注文手法
通常 | 成行成行とは | 価格を指定しない注文方法です。注文発注時点の為替レートで約定する注文です。 確認画面における表示レートは「参考レート」であるため、必ずしも約定するレートと同じとは限りません。 |
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指値指値とは | あらかじめ価格を指定いただく注文方法です。※1 | 指定した価格またはそれより有利な価格にて約定します。 | |
逆指値逆指値とは | 指定した価格以上に価格が上昇したときに買の成行注文、指定した価格以下に価格が下落したときに売の成行注文が発注される予約注文のことです。なお、指定した価格で約定するとは限りません。 | ||
IFDIFDとは | 2つの注文(新規注文とその決済注文を組み合わせた注文)を同時に出しておき、最初の注文が約定したら、もう一方の注文が有効になる注文方法です。最初の注文が約定しなければ後者の注文は無効のまま扱われます。 | ||
OCOOCOとは | 同時に2つの注文を発注しておき、どちらか一方が約定したらもう一方の注文は自動的に取消される注文方法です。 | ||
IFDOCOIFDOCOとは | IFD注文とOCO注文を組み合わせて、同時に発注しておく注文方法です。 Done注文として、利益確定のための指値と損切りのための逆指値の2つの注文ができ、どちらかが成立した場合に、不成立となった注文が自動的に取消されます。 |
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トレールトレールとは | トレール注文とは逆指値注文に値幅指定機能を追加する注文です。逆指値を注文するときに値動きによって売り逆指値価格を引き上げたり、買い逆指値価格を引き下げたりする注文です。 | ||
2WAY2WAYとは | 注文時点の売値と買値を確認し、その価格で売買する注文方法です。注文発注後にレート変動があった場合、指定したスリッページ幅の範囲内で約定を優先させてその時点のレートで約定します。
スリッページ幅を指定した場合は下記の場合、注文が失効します。 売注文: 注文発注後にスリッページ幅を超えて下落した場合 買注文: 注文発注後にスリッページ幅を超えて上昇した場合 |
- ※1 注文の有効期間は、注文の1分後~最長1ヵ月まで分単位で指定できます。
(有効期間までに約定しない場合、注文は無効となります。)
注文の訂正・取消
- 取引が成立した後は、訂正・取消は一切できません。
- 取引が成立する前は、注文価格の訂正または注文取消が可能です。
- 注文訂正・取消は、発注状況が「発注中」の場合のみ可能です。
- ※ IFD注文・IFDOCO注文で、未約定の新規注文を取消した場合、待機中の決済注文は無効となります。
- ※ OCO注文で、どちらか一方の未約定の注文を取消した場合、もう一方の注文は無効となります。
スリッページ
スリッページとは、お客さまの注文時に表示されている価格またはお客さまが注文時に指定した価格と約定価格に相違があることをいいます。この相違については、お客さまにとって有利な場合もあれば、不利な場合もあります。
スリッページの例
- 1注文時の価格:98.95
- 2注文が当社のシステムに到達した時点の価格:98.97
- 3スリッページ:(98.97-98.95)=0.02
アラーム・ロスカット
Oh! FX では、急激な為替変動時に多額の損失が発生する可能性があります。
そのため損失を限定するためのリスク回避ルールが設けられています。
なお、ロスカットアラーム水準、ロスカット水準はお客さまのご判断で水準値を設定していただけます。
アラーム・ロスカットの例
NZドル/円通貨ペアを1万通貨保有、必要証拠金額16,500円の場合
- アラーム水準を70%に設定している場合
- 1分ごとの時価評価で、実質証拠金額が11,550円以下になるとアラームメールを発信します。
70%=11,550円÷16,500円×100
- ロスカット水準を50%に設定している場合
- 1分ごとの時価評価で、実質証拠金額が8,250円以下になるとロスカットされます。
50%=8,250円÷16,500円×100
- ※ 通知メールは、1取引日につき、一度のみの配信となります(一度メールが配信されると、同一取引日に再度アラーム水準に達しても、メールは配信されません)。また、アラーム水準に達したことを検知する前にロスカット水準に達した場合は、メール配信がなくロスカットされます。
計算方法
預託証拠金率預託証拠金率とは | 実質証拠金額÷必要証拠金額×100 |
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取引証拠金額取引証拠金額とは | 取引単位×為替取引営業日終了時点に当社が適用する為替レート×証拠金率 |
必要証拠金額必要証拠金額とは | 取引証拠金額×取引数量 |
実質証拠金額実質証拠金額とは | 預託証拠金+未振替損益+評価損 |
ロスカットアラーム
取引時間中1分ごとに時価評価を行い、実質証拠金額が必要証拠金額に対してアラーム水準を下回ると(預託証拠金率がアラーム水準を下回ると)、預託証拠金率の低下をお知らせする通知メールを発信します。
通知メールは、1取引日につき一度のみの配信となります(一度メールが配信されると、同一取引日に再度アラーム水準に達しても、メールは配信されません)。また、アラーム水準に達したことを検知する前にロスカット水準に達した場合は、メール配信がなくロスカットされます。
アラーム水準は、コースごとの基準を最低とし5%ごとにお客さまの任意で設定が可能です。(上限95%)
レバレッジ1、3、5、10 | 預託証拠金率50%~95% |
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レバレッジ25、30※ | 預託証拠金率70%~95% |
- ※ ミニ取引のアラーム水準は、通常取引と同じ設定になります。
- ※ 法人のお客さまは、レバレッジコースの選択はできません(レバレッジ30を上限としたお取引きとなります)。
なお、電子メールの特性上、当社は、お客さまに対して上記のとおり通知メールが配信されることを保証するものではないため、通知メールの有無にかかわらず、当社WEBサイトやスマートフォンアプリより、随時取引状況をご確認ください。
- ※ ロスカットアラームなどのお知らせメールは、通信回線の状況などの影響により、お客さまへのメール到着が遅れたり、届かない場合もあります。当社では、送信されたメールの到着確認は行っておりません。必ずログイン後の取引画面にて、都度お客さまのお取引状況をご確認ください。
- ※ メールアドレスは常に最新のものを登録いただくようお願いします。
ロスカット
取引時間中1分ごとの時価評価を行い、実質証拠金額が必要証拠金額に対してロスカット水準を下回ると(預託証拠金率がロスカット水準を下回ると)、お客さまの建玉を預託証拠金率が100%以上※になるまで建玉毎に反対売買を行い決済します。
- ※ 建玉毎のロスカット処理が終了した時点における取引レートで計算した預託証拠金率が100%以上になるまで行います。
ロスカット終了時点における取引レートによっては、ロスカット終了時点の預託証拠金率が100%を下回ることがあります。
ロスカット水準は、コースごとの基準を最低とし5%ごとにお客さまの任意で設定が可能です。(上限90%)
レバレッジ1、3、5、10 | 預託証拠金率30%~90% |
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レバレッジ25、30※ | 預託証拠金率50%~90% |
- ※ ミニ取引のロスカット水準は、通常取引と同じ設定になります。
- ※ 法人のお客さまは、レバレッジコースの選択はできません(レバレッジ30を上限としたお取引きとなります)。
複数建玉を保有している場合のロスカット順位
ロスカットは、評価損の金額の大きいものから順に反対売買します。評価損が同額の場合は、ロールオーバーを経ていない建玉は、約定時刻の古い順に、ロールオーバーによって繰り越された建玉は、当社が任意の建玉を反対売買します。
ただし、相場の状況により、預託証拠金率がロスカット水準を下回っても即座に反対売買ができず、ロスカット水準を大きく下回る水準で強制決済されることがあります。
- ※ お客さまが注文された建玉単位ごとにロスカットを行います。
ロスカット順位のイメージ
建玉A、建玉B、建玉Cそれぞれ米ドル/円を1万通貨ずつ保有、ロスカット水準を50%に設定、必要証拠金各27.000円の場合
- ※ この例では解説を分かりやすくするため、未振替損益は計算式に加味しないことにします。評価損益は実質証拠金額に含まれていません。
証拠金不足の判定
お客さまの預託額が、原則、毎為替取引営業日終了時点において当社が適用する為替レートにて換算した取引金額(想定元本)の4%(個人のお客さまの場合の法定水準。なお、法人のお客さまは当社所定の割合もしくは金融先物取引業協会から公表され同時点において適用されている為替リスク想定比率(証拠金率)のうち、高い方の比率)を満たさず、預託額に不足が生じている場合は、不足額を充当して頂く必要があります。
原則、証拠金不足の判定を行った翌為替取引営業日終了時点の30分前に再度確認を行い、不足額が充当されない場合は、お客さまの建玉を、約定日の古いものから不足額が充当されるまで、順次強制決済させて頂きます。
- ※ 不足額の充当については、原則、証拠金不足の判定を行った、翌為替取引営業日終了時点の30分前に行う再確認までに不足額を振替えいただくか、未決済建玉の全部もしくは一部を決済していただき不足額を解消していただく必要がございます。
- ※ 相場の好転による不足額の充当は認められません。
預託額の計算方法
- ※ 出金依頼金額とは、出金のご依頼を受け手続きが終了していない金額を指します。
証拠金不足の判定と不足額の充当期限
証拠金不足の判定(為替取引営業日終了時点)から取引開始時刻までに不足金が発生した場合、不足額の充当期限(翌為替取引営業日終了時点の30分前※まで)に追加で証拠金を預託いただくか既存建玉の全部または一部の決裁、またはその併用が必要です。
為替取引営業日終了時点までに不足金を充当されていない場合には強制決裁されます。
- ※ サマータイム期間は日本時間AM5:00(サマータイム以外の期間は日本時間AM6:00)
証拠金不足の具体例
個人のお客さまが「豪ドル/円」10万通貨を保有/為替取引営業日終了時点の為替レートが1豪ドル=77円/実質証拠金額30万円を預託している場合
この例の場合、証拠金不足による強制決済を回避するためには、1や2の方法でご対応ください。
翌為替取引営業日終了時点の30分前までに、
- 1追加で8,000円以上の入金
- 21枚の建玉を決済
為替レート | 77円 |
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取引金額の4%※1 | 308,000円 (10万通貨×77円×4%=308,000円) |
実質証拠金額 | 300,000円 |
不足金 | ▲8,000円 |
- ※1 法人のお客さまは当社所定の割合もしくは金融先物取引業協会から公表され同時点において適用されている為替リスク想定比率(証拠金率)のうち、高い方の比率。
- ※この例の数値は相場の動きや評価損益については考慮しておりません。
- ※この例の数値は将来の相場等を約束するものではありません。