ブックタイトル住信SBIネット銀行株式会社 ディスクロージャー誌2018

概要

住信SBIネット銀行株式会社 ディスクロージャー誌2018

事業の概況事業の経過等事業の成果当社グループは、2007年9月の営業開始以来、「どこよりも使いやすく、魅力ある商品・サービスを24時間・365日提供するインターネットフルバンキング」を基本的コンセプトとして、その実現に力を注いでおります。銀行業においては、当社の主力商品である住宅ローンにて、LGBT（＊1）に対する社会的関心の高まりをふまえ、2018年1月より住宅ローン商品において、ペアローンや収入合算、担保提供における配偶者の定義に同性パートナーを含める対応を始めるほか、住宅ローンの審査に対して新たな先進的審査手法を導入することで満額承認率を向上させるなど、住宅ローンの商品性改善を進めました。法人のお客さまに対しましては、事業性融資サービス「レンディング・ワン」を2月にリニューアルし、より多くのお客さまへのサービス提供を実現できるよう努めております。また、住信SBIネット銀行をさらに便利に、お得にご利用いただける新たなサービスとして、6月より「プレミアムサービス」を開始いたしました。このサービスへご登録いただくと、日々のお取引の参考となる金融・経済分野のニュースに加え、住信SBIネット銀行提供サービスの利用に応じてスマプロポイントが還元されるようになります。さらに、お客さまがより便利にインターネットバンキングサービスをご利用いただけるよう、3月に当社アプリをリニューアルし、ホーム画面のデザインを一新いたしました。こうしたなか、「銀行業界Net Promoter Score Rベンチマーク調査」、および「オリコン顧客満足度ランキング」の「ネット銀行」部門において、第1位の評価をいただきました。今後も引き続き、お客さまにとっての「レギュラーバンク」を目指して「お客さま中心主義」を事業活動の原点に、インターネットの利便性を最大限活用し魅力ある金融サービスの開発・改善を進めてまいります。（＊1）?LGBTとは、Lesbian（レズビアン、女性同性愛者）、Gay（ゲイ、男性同性愛者）、Bisexual（バイセクシュアル、両性愛者）、Transgender（トランスジェンダー、身体的性別と性自認が一致しない人（性同一性障害を含む））の頭文字をとり、性的少数者の総称として使われる言葉です。2018年3月末日現在における口座数は321万件、預金総額は4兆4,252億円、住宅ローン実行累計額は4兆1,775億円、貸出残高は3兆1,823億円となる等、多くのお客さまにご愛顧いただいております。当期の損益の状況につきましては、経常利益が154億円、当期純利益が104億円となりました。これは、住宅ローン等を中心とした個人向けローンが引続き好調に推移したことによるものです。なお、1株当たり当期純利益は6,921円28銭となりました。資産負債の状況につきまして、総資産は5兆404億円となりました。このうち貸出金につきましては、住宅ローン等への積極的な取組みにより3兆1,852億円、有価証券は5,982億円、買入金銭債権は2,185億円となっております。一方、負債は、4兆9,476億円となりました。このうち預金につきましては、普通預金や円定期預金等を中心に4兆4,260億円となっております。純資産は、当期純利益104億円を計上したことや、その他有価証券評価差額金および繰延ヘッジ損益の変動を要因として、928億円となりました。連結当期の損益の状況につきましては、経常利益が155億円、親会社株主に帰属する当期純利益が104億円となりました。なお、1株当たり中間純利益は6,928円00銭となりました。資産負債の状況につきまして、連結総資産は5兆400億円となりました。このうち貸出金は3兆1,823億円、有価証券は5,969億円、買入金銭債権は2,185億円となっております。一方、負債は、4兆9,470億円となりました。このうち預金につきましては、普通預金や円定期預金等を中心に4兆4,252億円となっております。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益104億円を計上したことや、その他有価証券評価差額金および繰延ヘッジ損益の変動を要因として、930億円となりました。2ディスクロージャー誌2018